先日より「天体望遠鏡と星空観察の集い」の参加者の募集を始めました。
集いの詳しい内容は下記ページに譲るとして、この記事では開催に向けての想いを綴りました。
「天体望遠鏡と星空観察の集い」を開催しました
また前回のサポーター募集の呼びかけにご賛同いただき、現時点で4~5名のつくば周辺で活躍中の “星の先生”にご参加いただけることなりました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
前回のお月見イベントから
2018年11月に今回制作する望遠鏡の初号機を、つくば六斗の森キャンプ場で制作しました。
家族ごとに竹の切断から始まり、三脚や運台の加工、鏡筒の組立まで、盛り沢山の工程でしたが、
最後には全員が完成させることができました。
工作は初めてでも家族の団結力には凄いものがあると、わたしたちも感動をいただきました。
夜の里山で曇の隙間から一瞬望遠鏡の視野いっぱいに月が姿を現した時、歓声があがりました。
後のニュースで、この日は藤原道真が歌に詠んだ1000年に一度の月だったと聞きました。
銀色に輝く、綺麗な満月でした。
廃校に残された望遠鏡との出会い
まちづくり活動を通じてつくば市から筑波地区の廃校利活用の募集があることを伺い、その時にはなんとなく興味があって現地を訪れました。
車で通りすがりに校舎を見つけたとき、その屋上にドームがあることに気づきました。
「中に望遠鏡もあるのでは?」
前回のイベントの仲間たちに報告すると、「それはぜひ復活させて、みんなが見れるようにしよう。」と話が進み、市にお願いをして廃校内の見学に至りました。
そこで出会ったのが、2つの廃校に残された2台の五藤光学製12.5cmの天体望遠鏡でした。
自分の力で見るホンモノの宇宙
とはいえ、どうしたら「みんなが見れる望遠鏡」が実現するのだろう?
幸いなことに、少なくとも一校の望遠鏡はまだ動作し、レンズも生きていました。
しかしドームには鳥が巣をつくり、機械系も電気系もメンテされた形跡がありません。
さらには廃校の利用には市議会を通す必要があり、何よりこの望遠鏡を使いたい星好きが増えなければなりません。
今も昔も星空観察は敷居の高い趣味だと思います。
光学機器は高価で、女性や子どもは夜歩きが難しく、良い場所に行くには車が必要、などなど。
それでも、今ここでしか見れない星空は、どんなネット上の画像よりも心に響くと思います。
自分の力で見た、ホンモノの宇宙だからです。
そんな星好きたちの入門機として、この廃校の望遠鏡が生き返ってほしいと思います。
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